仕事を続けながら、介護ができるように

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江戸川区では、仕事を続けながら家族の介護ができるよう、介護者支援に取り組んでいます。
高齢化が進み、介護を担う労働者は増えています。
仕事との両立が難しいと感じている介護者は少なくありません。
一方、介護保険サービスと、仕事を続けながら介護をしていくための制度を
うまく使うことにより、両立をしている方もいます。
介護のために会社を辞めようか・・・と悩んでいるときは、ご相談ください。

介護保険課相談係  03-5662-0061(月~金曜 午前8時30分~午後5時)

両立支援制度などについて

介護休業制度

介護休業(労働者が、要介護状態にある家族を介護するための休業)
介護休暇(労働者が、要介護状態にある家族の介護や病院への付き添い等の世話を行うための休暇)
勤務時間短縮(短時間勤務、時差出勤、フレックスタイム制度など)

など、介護をしながら仕事を続けるための制度があります。

詳しくは厚生労働省 介護休業制度特設サイトをご覧ください。動画もあります。
 
制度に関するお問い合わせや、会社が制度を利用させてくれないなどのご相談は東京労働局雇用環境・均等部指導課へ。

介護休業中の経済的支援

介護休業中の経済的支援として、介護休業給付金(介護休業開始時賃金の67%を支給)があります。
雇用保険に加入していて、一定の要件を満たしていることなど要件があります。支給申請手続きは、事業主の方が行ってください。
お問い合わせはハローワークへ。

仕事と介護両立のためのポイント

 ① 職場に「家族等の介護を行っていること」を伝え、必要に応じて勤務先の「仕事と介護の両立支援制度」を利用する。

 ② 介護保険サービスを利用し、自分で「介護をしすぎない」。

 ③ 介護保険の申請は早めに行い、要介護認定前から調整を開始する

 ④ ケアマネジャーを信頼し、「何でも相談する」。

 ⑤ 日ごろから「家族や要介護者宅の近所の方々等と良好な関係」を築く。

 ⑥ 介護を深刻に捉えすぎずに、「自分の時間を確保」する

出典:厚生労働省 平成29年度版「仕事と介護 両立のポイント あなたが介護離職しないために」H30,3月発行

6つのポイントについて、詳しくはこちら(厚生労働省ページ)をご覧ください。

また、詳しい事例も掲載されています。上記のリンクから 【4】仕事と介護 両立のポイント・事例(労働者向け) をご覧ください。下記のリンクからも一部をご覧いただけます。

事例一覧※掲載10事例の概要をまとめた一覧です

事例1

事例2

事例3

事例8

事例10

介護離職 現状

 総務省の調査(※1)によると、過去一年間に離職をした方のうち、離職の理由が「介護・看護のため」であった方は、全国で約9万9千人となっています。一方、親の介護期間中に仕事を辞めた経験がある方のうち、約7割が勤務継続意向があったといい(※2)、望まない不本意な離職となっていたことがわかります。今後、高齢化社会がさらに進むことで介護が必要な方も増えると想定され、その介護を担う現役世代の家族等にかかる負担はますます増えることとなります。

 高齢者の急病により介護が急に必要となるのは珍しいことではありません。介護に対する知識がほとんどない中で介護を始め、仕事を継続することが困難な状況となっている方も多いと思われます。

 介護のために離職をすると、収入が減少して自身の生活が苦しくなったり、老後資金の備えが不十分になってしまうことも考えられます。介護はいつまで続くか見通しが立ちません。介護保険サービスを利用しても、介護費用は想像以上にかかった、という方が多いようです。

 介護を機に離職した人は、離職前に比べ、経済面のみならず、精神面・肉体面の負担感も増しているといいます(※3)。 また、再就職は難しく、離職を後悔してしまう場合も少なくないといいます。

 そして、家族を介護している方の7割は45~65歳で、最も多いのは男女とも55~59歳です(※1)。介護離職に悩む人の多くが、キャリアを積んで、企業で重要な立場にある方々であり、社会にとっても、働き手として失うことが痛手になる世代であるといえます。できれば、離職をすることなく、仕事を続けながら介護をしていくことを目指していきたいと考えられます。

〔参考〕
※1 総務省統計局「平成29年就業構造基本調査」
※2 厚生労働省雇用均等・児童家庭局「平成24年版 働く女性の実情」
※3 三菱UFJリサーチ&コンサルティング「令和3年度仕事と介護の両立等に関するの実態把握のための調査研究事業」(厚生労働省委託事業)

参考リンク集

厚生労働省 介護休業の特設サイト

介護休業制度についてのわかりやすい解説や、仕事と介護の両立支援制度の紹介をしてしています。
また、動画「知っておきたい 育児・介護休業法」(所要時間約20分)などもあります。

厚生労働省 仕事と介護の両立支援 ~両立に向けての具体的ツール~

両立に向けた社員向け解説動画、両立している方の事例集等を掲載しています。
【2】の【6】の「親が元気なうちから把握しておくべきこと」チェックリストは是非、両立のポイント5の『日ごろから「家族や要介護者宅の近所の方々等と良好な関係」を築く』際にご活用ください。
事例集については「【4】仕事と介護両立のポイント」等をご覧ください。

ハローワーク インターネットサービス

介護休業給付について詳しく載っています。支給申請手続きは、事業主の方が行ってください。

東京都産業労働局 家庭と仕事の両立支援ポータルサイト

経営者・人事担当者向けに、企業の取り組み事例の紹介など、
また、働く方々向けに、仕事と介護の両立体験談などが載っています。